五行詩【逞しかった】
いつの間にか 兄は 逞しかった 波浪を 越えてきたのか
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
いつの間にか 兄は 逞しかった 波浪を 越えてきたのか
校庭の 桜吹雪が 痛かった ただ黙って 空を見ていた
悲しいときの 桜も 嬉しいときの 桜も 心に 刻む
夢にまで 出てくる程の 取り越し苦労は 半分くらいで 丁度良い
お見舞いの 花束と一緒に 真心を 置いていった 涼風の 友
自分の力で 手に取って 新聞を読む 最後まで 無関心でいたくない
久しぶりの外出 日の光りが 眩しくて うっすらと 眼を開いている
動けない もどかしさに 苛ついて 誰に言うのか その言葉
こんな 小さな児まで 乗り越えている 円らな瞳に 励まされてる
自分の力で 見い出した ことのみが 本当の暗闇の 灯火となる