五行詩【戻ってくる】
何度でも、思いはいつも還っていく 八つ裂きになっても 辛くても分からなくて悲しくて狂いそうで ぐしゃぐしゃになっても 今日もまた、木洩れ日が戻ってくる
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
何度でも、思いはいつも還っていく 八つ裂きになっても 辛くても分からなくて悲しくて狂いそうで ぐしゃぐしゃになっても 今日もまた、木洩れ日が戻ってくる
生きるを揺り熾す 友だちの声 悲しみを押し流す 一滴の大河 そんな生身の煌めきが、虹をかけるのだ
健康、病気、障害 普通って何だろう 生きとし生けるもの みんなが 難をうけて生きている
自分の命や、人の命を守ること そのために必死で闘い 霧の中で迷いながらも 命が命を生かそうとした戦場において みんなが命がけだったのだ
どんな引用もいらなかった 手を握り続けてくれただけだった 涙を流させてくれただけだった それだけだったが 朽ちかけた倒木に、緑が動いた
消えてなくなるわけがない おばあちゃんは 日暮れて凪いでるだけなんだ さざなみになって きっともう いつかの浜辺に煌めいている 7月2日 祖母の命日に
人は、本来 おとなしくはない そうさ どんなときでも 温もり脈うち 生きているんだもの
押っ取り刀 まさか、同時に いくつも試練と向かい合うなんて ぼくはそんなに強くはないよと 天を仰いだ、涙こぼした でもやるよ 余裕なんかは少しもないけど 押っ取り刀で戦闘開始
少しずつ 染み出るようにしか話せない そのかけがえのない 滴には 理由があるのです
それぞれに違う 思いやり あたたかく 木洩れ日のような影と光で 照らしあえるものだ