五行詩【勝手に羽根】
汚れがないとか 純真だとかいう人よ ひとさまに 勝手に羽根を つけないでくれ!
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
汚れがないとか 純真だとかいう人よ ひとさまに 勝手に羽根を つけないでくれ!
前の元気な自分が どうだったか 忘れてしまいそうだと言う あなたの 健康を祈っている
思いを貫こう 人と自分に 気兼ねしているうち 一生が 終わってしまう
弱ったときは 弱っていても いいんだ 強がる弱さを そっと手放す
ただただ 病の嵐が過ぎるのを うずくまって 待っていたことも 闘いだった
痛ましさを 痛ましさとして 感じられない さかしい鳥ども 国を亡ぼす
たとえ何ものも 自らを 生きることの 芯までを 焼き尽くすことはできない
あなたのために 生きる力を われに与えよ 雨上がりの 光りを見つめる
あなたが 千里を行く駿馬なら ぼくは 何だろうか 動かぬ千年杉になろう 動けぬにあらず動かぬ千年杉 折笠美秋 句集『君なら蝶に』より
新しいところ 広瀬通り経由 仙台駅前行き それ以外のバスに 乗ることは あのとき冒険だった 青葉通り経由 仙台駅前行きの バスに 一人で乗れるひとが 大人に見えた あれから三十年も生きながら ぼくは新しいところへ 踏み出...