五行詩【賭けます】
母の祈りを聴いた あなたの 大丈夫だと言った 心に わたしは賭けます
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
母の祈りを聴いた あなたの 大丈夫だと言った 心に わたしは賭けます
鎧は すぐに外れないと 思ってたのに 君の前するすると 衣になって
東北の 冬将軍の熱い心に ふれてみないか 逆白波の 夕べの心を 最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも 斎藤茂吉 歌集『白き山』より
空を 見上げる 兄弟のそばには やさしいかなぶんが いてくれました 忘れはしない
決意の言葉は 勇ましくはなかった 一筋の 涙こぼして 静かに生まれた言葉こそ
先に何が起こるか 誰にも分からない 魔法はない あるのは 二人の祈りだけだ
重病を持ったからって 修行者になる必要 さらさらない あたりまえのように 僕は君と酒のみたいな
すぐに来てとしか 言うことができない 母が押す 姉が押す アンビューの音がする
水場に 連れ出すことしか できない 否、連れ出すことなら できる
病魔があなたに 手を伸ばすのは 許さない 来るのなら 私にかかってきなさい