五行詩【空が 雲が 風が】
ただの空が ただの雲が ただの風が こんなにも 喜びになる
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
ただの空が ただの雲が ただの風が こんなにも 喜びになる
かつての歌が 報われていくような 夏空に 祝福されて 風に吹かれる
暮らしに 潤いを添えるのに 必要と思う ささやかな 自発力
鼻血を出して のどに血痰 詰まりそうになり いとおしむ 一日の生の無事
訪問で会うと いつも明るい 会話のひと時 不安が 薄れてくるような
お腹の胃瘻を PEGピアスと 呼んでみれば ちょっと 小洒落て良い感じ
もう病気なんか 忘れている そんな時間を たくさん持てた 幸せがある
特別ではないよ だってそれが 日常なんだから 人工呼吸器も 栄養の点滴も
安楽死という スマートな 断筆より 泥臭くとも 今日を生き抜く
たちまちに 工夫して 対処する母 介護は 工夫だ