五行詩【太陽】
病と向き合い 堂々生きる そこから始まる 地平線に 太陽が 昇る
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
病と向き合い 堂々生きる そこから始まる 地平線に 太陽が 昇る
太刀を抜け 太刀を抜け 今 太刀を抜け 生命の奥座敷に 据えてあるはず
桜梅桃李の 萬の華咲く 命の鏡を 自らの手で 廻すのだ
卒寿になって まん丸お月の おじいちゃん 鍛え抜かれた 魂の 最終形
お腹の胃瘻を PEGピアスと 呼んでみれば ちょっと 小洒落て良い感じ
自分にも やれることがある その光は 離さずに いたいと思う
もう病気なんか 忘れている そんな時間を たくさん持てた 幸せがある
いつの間にか 兄は 逞しかった 波浪を 越えてきたのか
校庭の 桜吹雪が 痛かった ただ黙って 空を見ていた
悲しいときの 桜も 嬉しいときの 桜も 心に 刻む