五行詩【キャンバス】
自分に残された 時のキャンバスに どんな画を描くか もう、色は 決めている
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
自分に残された 時のキャンバスに どんな画を描くか もう、色は 決めている
乾かない 心であること 涙もまた こころの 大地の潤いとなる
われてくだけて さけてちるかも 実朝の歌に 想い、重ね合わせた あの受容の葛藤
痩せて痩せて 骨皮筋右衛門 でも いのちに湧かす ものがある
二階の病窓まで 伸びゆく桐の 成長の逞しさに 生きゆく力を もらう一夏
手術を前に 窓から見えた 晩夏の虹を そっと心に 首飾る
弾力を失った 闇の中の魂に 生きゆく力を 蘇生させるには 自ら光となるのみだ
ただ人間力のみが わが武器となるならば 自立とは 命を磨く ことなのか
回り道ばかり してきたお蔭で 拾うことのできた 落ち葉を焚いて こころ 温める
半ズボンは 穿きたくないと 恥ずかしがった 骨と皮の足は 今、鶴の足