五行詩【見守る】
ただ見守ることは こんなにも 勇気と愛情が 必要だったのだ 今、わが母を思う
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
ただ見守ることは こんなにも 勇気と愛情が 必要だったのだ 今、わが母を思う
あるいは 人の立場をあらわす 表札に 囚われすぎて いるからさみしい
姑息な距離感など 超えて 互いの傍らに 座らなくては わからないんだよ
そのような眼で見られて 辛かったのでは なかったか それなのに 同じ眼をして人を見ている
まさに決断の連続で 生きていることが 怖いような 震えるほどに いのち燃えるような
もどかしい そんなときにこそ はじまりの ひそかな一歩が 動きはじめる
呼んでも 呼んでも 答えがないような 真夜中の 悲しみと、話す
持病への 理解を周囲に求めながら その一方で 老いからは目をそらすのか 虫がいいことだ
壊れた計器を 見続けているのは 怖いことだ 行動のすべてが ちぐはぐになってしまう
翌日付、河北新報一面大の 記事を見たとき 「ああ…何ということだ…」 暗黒のかぎ爪で鷲づかみにされた ショックを 受けた ぼくはまもなく新聞を閉じてもらいました