五行詩【月】
今、動けない ゆれやまない 私はここに 君の見ている 月を見ている
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
今、動けない ゆれやまない 私はここに 君の見ている 月を見ている
歌うことは よびかけること もとめること うけとめること 愛すること
息を継ぎ 継ぎながら歌う 「それがいいの」 たどたどしさが 恵みとなる
天井と窓辺を 見ているばかり できないだらけの毎日に この指先から 風光るのが見えた
互いの中に生きる 幼子を 慈しめばよい 子のないぼくらの 人生の味わいかた
生まれてより 絶えることなき 航海を経て 今を生きてる Happy Birthday
すべてが 今へと繫がる言葉だった 先のことなど 微塵も知らずに 生きたというのに
透明な膜があり 互いを 守ってくれている 遮断とは違う 呼吸のような理で
この先にも 続きがあるなと ほのかなふくらみとして 感じられる それだけで始まれる
ひとりでしか 見つめられない風景が ひとりきりでは 見ることができない風景が 眼のまえに広がる