五行詩【一人なのだが】
一人なのだが 立つしかないのだが ともに 傍らにいて 生きていくことができるんだ
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
一人なのだが 立つしかないのだが ともに 傍らにいて 生きていくことができるんだ
憤りを よかったを 嘆きを ともにするだけで 一臂の力
「いい人」という 鉤括弧からの ぼくの脱走 それは解放で なければならない
すべて 最善手にはしきれない 生きていく 一分将棋 だからいいのさ
声なき声はない ただ 聞かれないでいるだけだ 未来は 絶望からの開削
どのような暮らしを 望むのか つくり生きるのか 決めるのに うつむかないでよい
消えない熱さを 蔵している 燠火 言葉にしながら 立ち上がってくる
もれてくる 言葉を 光に 扶けの歌は 未明に萌す
無力 全てにまったく無力の その中で でも、その中で どう生きていくのか迫られる
ほんとうは 嘆きを 分かち合える 人なら 少なくない