五行詩【蝸牛の殻 亀の甲羅】
病 あることを 蝸牛の殻に したことがある 亀の甲羅に したことがある
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
病 あることを 蝸牛の殻に したことがある 亀の甲羅に したことがある
ともだちみんな 出払って ひとりで虫と遊んでた 虫からひとりを 学んでいった
あなたの こころの宝ものを見ていたら 溢れてきた ぼくの こころの宝もの
とっくに終えてて 良いはずの 今さらながらの社会勉強 恥をかき 恥じることなく
何のために やるのかを 見失うと 苦しくなる ゆがむ
萎縮した 肉に 萎縮した 心で 滅びたくない
勝手に囚われていた 自分だ 座敷牢には 門番など いなかったのに
ほんの少し 気概を持って 押してみたら おっくうの壁は 案外もろくて
もう 点滴しなくて いい 本当の夏が 嬉しくて
鼻マスクをつけ 蛇管をつけ ほらほら 眺めてみると 小さなゾウさん