五行詩【夕立】
悲しむと 知りつつ 叫ぶ 夕立が 降っている
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
悲しむと 知りつつ 叫ぶ 夕立が 降っている
向日葵が 咲いている 母の 今在る うれしさよ
断腸の 果てにも 咲くか わが紅の 花
断腸の思いで 切ってきた 数々のこと それは 諦めではなく
春の便りが カーボンコピー されてくる この白き 病牀六尺
寝たままで スッキリと 家庭散髪 葱坊主が一匹 できる
しんしんと 雪降る夜に 僕は 生まれた 白銀行路を ふみしめて行く
関節の変形した 使い過ぎた母の指 ひとつ ひとつが 私を 家族を 支えてくれた
鼻の管を留める ばんそうこうを 顔に留まった 白い蝶々に してくれた
自分の骨身に 活を 入れるための 呼吸器を つける