あゆみBOOKS仙台店さんが、多くの皆さんに惜しまれつつ12/15で閉店されます。仙台からまた一つ素敵な本屋さんがなくなってしまうのは、とてもさびしく、残念な気持ちでいっぱいです。仙台店さんは、ナナロク社の村井光男さんと一緒に、著者としてはじめて訪れた書店さんです。私にとっては、思い出の深い場所でもあります。仙台で初めての「点滴ポール」パネル展の開催から、その後の今に至るまで、お世話になりましたの一言では言い尽くせない応援を頂きました。垣根を越えたつながりが広がっていく、始まりを作ってくださったこと感謝しています。
現在、あゆみBOOKS仙台店さんでは、最後のブックフェア「H通文庫 2014・冬」を開催しています。H通文庫のHは、広瀬通りのH。お店に縁のある30人の選者が選んだオススメの文庫本31冊が、オリジナルの帯つきで紹介されています。岩崎も選者の1人として、1冊(『病牀六尺』正岡子規 著/岩波文庫)を選びました。店内で無料配布中の冊子は、フェアの文庫リストと紹介文をまとめたもので、素晴らしい読書案内になっています。佐藤純子さんのイラスト入りなのもうれしい冊子です。閉店まであとわずか。ぜひ、新たな本と出会いにお店にいらしてください。
***
『病牀六尺』正岡子規 著/岩波書店(岩波文庫)/定価:500円+税
◎紹介文
「病床から放つ率直の凄み 旺盛な言葉の弾丸」
作者の正岡子規は34年の生涯における晩年、脊椎の結核で苦痛の多い病床の日々を送りますが、家族だけではなく、友人知人や門人たちから近所の子どもまで、人をどんどん招き入れて生きました。自宅の居室が生活の場であり、ケアの場であり、仕事の場にもなる。僕はそんな子規の在りように心を動かされます。ただ癒されるだけの病人ではなくて、「正岡子規」として最後まで人間らしく生き、そして大きな仕事を成したのは、この子規と周囲の人たちとの関係性が鍵になったのにちがいないと思います。この本を読むとそのことがよく分かります。
岩崎航<詩集『点滴ポール』著者>
「H通文庫 2014・冬」より
◎あゆみBOOKS仙台店(仙台市青葉区本町2-3-10)
営業時間:月~土9:00~25:00/日祝:9:00~24:00
HP→http://www.ayumibooks.co.jp/profile4.html#仙台
