五行詩【ふざけた中年】
真剣に仕事している 若い人を 傲慢にも ふざけた中年が見下す 実に 嫌な光景だ
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
真剣に仕事している 若い人を 傲慢にも ふざけた中年が見下す 実に 嫌な光景だ
夜 おもてに出て あなたと一緒に月を見たい ぼくは そう思えて うれしくなってきた
その全体を包めば 愛しく その部分をみれば 苛つく ……平静になろう
今を 晩年と 位置づけるのなら それは 燃えさかる夕陽のような 思いをこめて
抱えこむ その、鉄格子なき 牢獄のなかで こころの底から叫んだのなら それが 烽火さ
自然と 微笑みになっていく 言葉に包まれて 今日も 佳き一日を生きた
泣かなくてもいいんだよ おじいちゃんが 静かに言ったのを覚えている 砦のように 搖らがぬ 男の慈顔で
顔を上げて言った ことばに 何の悔いることがあろう 心ひとつを たずさえて行く
訳もなく なんで右の目からだけ 泪がにじむ 水脈は枯れていないという 命のサインか
やけのやんぱちとは 異なる 賢明な覚悟というもので しずかに 明日を迎えていこう