五行詩【まん丸お月】
卒寿になって まん丸お月の おじいちゃん 鍛え抜かれた 魂の 最終形
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
卒寿になって まん丸お月の おじいちゃん 鍛え抜かれた 魂の 最終形
お腹の胃瘻を PEGピアスと 呼んでみれば ちょっと 小洒落て良い感じ
自分にも やれることがある その光は 離さずに いたいと思う
もう病気なんか 忘れている そんな時間を たくさん持てた 幸せがある
いつの間にか 兄は 逞しかった 波浪を 越えてきたのか
校庭の 桜吹雪が 痛かった ただ黙って 空を見ていた
悲しいときの 桜も 嬉しいときの 桜も 心に 刻む
夢にまで 出てくる程の 取り越し苦労は 半分くらいで 丁度良い
お見舞いの 花束と一緒に 真心を 置いていった 涼風の 友
自分の力で 手に取って 新聞を読む 最後まで 無関心でいたくない