五行詩【伸びゆく桐】
二階の病窓まで 伸びゆく桐の 成長の逞しさに 生きゆく力を もらう一夏
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
二階の病窓まで 伸びゆく桐の 成長の逞しさに 生きゆく力を もらう一夏
手術を前に 窓から見えた 晩夏の虹を そっと心に 首飾る
弾力を失った 闇の中の魂に 生きゆく力を 蘇生させるには 自ら光となるのみだ
ただ人間力のみが わが武器となるならば 自立とは 命を磨く ことなのか
回り道ばかり してきたお蔭で 拾うことのできた 落ち葉を焚いて こころ 温める
半ズボンは 穿きたくないと 恥ずかしがった 骨と皮の足は 今、鶴の足
肋の浮き出た 吾が薄き この胸板も 男の 胸板である