五行詩【自ずから】
自ずから 心田に 在る 蓮を 咲かせる
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
自ずから 心田に 在る 蓮を 咲かせる
太宰の全集を 貪り読んでいた あの頃の 最終巻は 未読のままに
諦観も 虚無も冷笑も 僕は要らない 胸中に一輪 寒梅は 咲く
悲しむと 知りつつ 叫ぶ 夕立が 降っている
向日葵が 咲いている 母の 今在る うれしさよ
断腸の 果てにも 咲くか わが紅の 花
断腸の思いで 切ってきた 数々のこと それは 諦めではなく
風も陽もある 緑の季節 親子して 行く この道
車いすに乗って 春風に乗って 晴れ晴れと こころ 連れ出す
もう葉桜に なった春 けれども 僕には 満開の散歩道