五行詩【その手、その髪】
こんなにも母の手は しわがあったのだろうか こんなにも父の髪は うすくて白くなっていただろうか 震災によること明らかなり
岩崎航 OFFICIAL WEB ベッド上から五行詩に綴る
こんなにも母の手は しわがあったのだろうか こんなにも父の髪は うすくて白くなっていただろうか 震災によること明らかなり
来ていた管理会社の人でした その後、仕事でもないのに 助け求めに走りまわって 救急隊につないでくれた Kさんは、いのちの恩人です
絶え間ない地震の群れに なんでこんなに来やがるんだ こうなったら一人一人の 人間の、抵抗を、見せつけてやるんだ! 怒りが ぐわりと湧いてきた
電話向こうのオペレーター 疲れているんだな… ぶっきらぼうでも なんでもいい 今は、誰も責めたりできないよ
転げ落ちないように支え 避難に動けるように整え 病院まで行き状況を知らせ その日あなたがいてくれて 本当に、救われた
停電時、命の安全に必要な 呼吸器の外部バッテリーが 保険適用外な日本国 なぜなのか? いったいどうしてなのか? *追記* その後、国での2012年度の診療報酬改定により、現在は人工呼吸器の外部バッテリーにも医療保険が適用...
呼吸器のマスクがずれるくらい 凄まじい揺れ 低圧アラームが鳴る 声をかける 直す 私もヘルパーさんも両親も、必死
ああ…稔さん無事で良かった… そう言って顔見て、安心して 訪看さん涙がほろり すこし手助けして また、次のお家に駆けつけに行った
すぐ、まもなくして 仕事場から飛んできてくれた お姉ちゃん ぼくと父母、安心させて力づけ 今度は、兄のもとに駆けて行った
三人必死で、身を挺し ベッドのぼくを 呼吸器を ささえきってくれた おかげで生きることができた