五行歌【受ける】

五行歌【受ける】 たとえ、どんなに賢明であり/秀でていたとしても/パスボールをしたことない/キャッチャーはいない/それは悲劇ではなく、愛すべき現実だ


 
   受ける
 
 
 たとえ、どんなに賢明であり
 秀でていたとしても
 
 パスボールをしたことない
 キャッチャーはいない
 
 それは悲劇ではなく、愛すべき現実だ 
 
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詩【転んでしまうのではないかと】

詩【転んでしまうのではないかと】 転んでしまうのではないかと/歩く自分を常に危ぶみ/転ばされるのではないかと/道行く人を常に恐れて/そんな風にして、僕は/いつしか臆病になっていたのだ


 
 転んでしまうのではないかと
 
 歩く自分を常に危ぶみ
 
 転ばされるのではないかと
 
 道行く人を常に恐れて
 
 
 そんな風にして、僕は
 
 いつしか臆病になっていたのだ 
 

五行歌【ゆず坊】

五行歌【ゆず坊】 揚羽蝶の子どもを/ゆず坊 というなんて知らんかったよ/冬に生(な)る実の葉を食べて/あの羽根を/育てていくんだ


 
 揚羽蝶の子どもを
 ゆず坊 というなんて知らんかったよ 
 冬に生る実の葉を食べて
 あの羽根を
 育てていくんだ
 
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五行歌【今、流れゆく空を】

五行歌【今、流れゆく空を】 厚(あつ)い雲が出てるから ×(ダメ)/快晴ではないから ×/そんな判断は求めていない/ぼくはただ/今、流れゆく空を写したい


 
 厚い雲が出てるから ×
 快晴ではないから ×
 そんな判断は求めていない 
 ぼくはただ
 今、流れゆく空を写したい 
 
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五行歌【ひと筋の静かな川】

五行歌【ひと筋の静かな川】 孤立を破りヘルプを伝える/その、目のまえには/ありったけの勇気を出して/越えていく/ひと筋の静かな川がある


 
 孤立を破りヘルプを伝える 
 その、目のまえには
 ありったけの勇気を出して 
 越えていく
 ひと筋の静かな川がある
 

五行歌【会話の瀬音】

五行歌【会話の瀬音】 見えにくいだけだった/人々の闘いが/世の中のそこここに/あるのだということ病床の上で知る/あらゆる会話の瀬音から


 
 見えにくいだけだった
 人々の闘いが
 世の中のそこここに
 あるのだということ病床の上で知る 
 あらゆる会話の瀬音から
 

五行歌【行き過ぎた】

五行歌【行き過ぎた】 行き過ぎた配慮という/林にかこまれると/そのことで/さむざむと/淋しさを深める場合がある


 
 行き過ぎた配慮という
 林にかこまれると
 そのことで
 さむざむと
 淋しさを深める場合がある 
 

五行歌【友情のおもしろさ】

五行歌【友情のおもしろさ】 クラスでいちばん/足の速かった君と/足の鈍(のろ)かった僕とが/仲良しであった/友情のおもしろさ


 
 クラスでいちばん
 足の速かった君と
 足の鈍かった僕とが 
 仲良しであった
 友情のおもしろさ
 
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五行歌【そのことを】

五行歌【そのことを】 これまで、ずーっと/何十年もの間/ペースを合わせて/歩んできてもらったんだろ?/そのことをわが胸に蘇らすんだよ



 これまで、ずーっと
 何十年もの間
 ペースを合わせて
 歩んできてもらったんだろ?
 そのことをわが胸に蘇らすんだよ 
 

五行歌【再起動】

五行歌【再起動】 外は、快晴だ。/五月の再起動/ゆっくりと、/静かに/心を引き上げていく。


 
 外は、快晴だ。
 五月の再起動
 ゆっくりと、
 静かに
 心を引き上げていく。